東洋汽船 天洋丸・地洋丸
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天洋丸型貨客船はハリマン系の汽船会社の船隊に対抗して計画された大型貨客船です
造船は三菱造船所長崎で組み立てましたが、材料は英国から東洋汽船が購入して支給
当時としては珍しい重油焚きタービンエンジンを採用(タービンも英国パーキンソンス社製のもの)
浅野総一郎が重油焚きを採用したのは当時安かった原油を輸入して精製して使おうとしたもの
ところが関税が値上がりしてコストが合わず、石炭炊きに変更した
東洋汽船のHPによると、船内設備は
空気暖房機、テレモーター操舵機、クォードラントダビット、電動隔壁扉、電気賄器具などの諸設備を有し、居間、寝室、浴室を一組にした特別室やラウンジも邦船では初めて設けられ、室内装飾はアール・ヌーボー様式で施工された
となっている。
天洋丸
総トン数 13.454トン 全長 167.64m 幅 19.2m 吃水 9.95,m 機関 Parsonsタービン ×3基 19,000SHP
速力 20,6ノット
竣工 1908年4月22日 サンフランシスコ航路に就航
1926年3月10日 日本郵船に移籍
1933年6月6日東洋汽船に売却
1933年12月24日浅野造船所で解体
画像は 海洋史家 野間 恒氏コレクションよりスキャン・修正
総トン数 13,454トン 全長 167.64m 幅 19.2m 吃水 9.95,m 機関 Parsonsタービン ×3基 19,000SHP
速力 20,6ノット
竣工 1908年11月22日
1916年3月31日 担杆(タンカン)島北東端で座礁・解体
by y-Sharaku-2
| 2018-04-17 18:50
| 古い客船